2016/02/10

アトリエ・ニッツ日本語翻訳版テストニット、Grand Large (2)編み始めからボディシェイプ


前回に続き、アトリエ・ニッツ (Atelier Knits)さんのテストニットの経過です。
パターンはシンプルながらディティールがお洒落な、Grand Large by Lili Comme Tout です。
前回の記事にも書きましたが、今回のprojectは私にはなかなか難しいカラーの糸を使っています。3つあるカセのうち、どれも微妙に違いがあります。
は3つの中で一番色が薄い&ライトブルーが多く全体的に青みがかっていて、3は色が濃くブラウン〜グレー(チャコール)が多めで暗いです。はちょうど中間で、少しブラウン色が強めです。袖を中間ので編みたいなと思い、見頃の部分は3で1段づつの交互編みをすることにしました。

横縞はどうしても避けられないので、できるだけ濃いカラーを薄いカラーの中に散らすようにしています。といっても思うようにタイミング良く出ないところもあるので、そこはもうこの糸(色)の個性ということで、、、
編み手さんの好みかと思うのですが、ぱっくりトーン違いが出るよりも(例えば上下でなど)、私は混ざって横縞のようになった方が実際には着やすいです。ですが、その時の持ち合わせている糸の量とか様々な状況があるので、手染め糸の編んで出てくる色斑への対処はその時々で変える必要がありそうですね。

ねじりゴム編みを終えると、まず最初のお楽しみです〜♪
腰骨に沿うように左右に緩やかなカーブを作ります。ラップ&ターンを使って、引き返し編みを繰り返していくのですが、アトリエ・ニッツさんのチュートリアルがあるので初めての方でも安心です^^   私も何度もお世話になっているとてもわかりやすいチュートリアルで、今回も勉強させていただきました。この部分のカーブがとてもアクセントになって、普通の裾がぐっとお洒落になりました。カラーがシンプルなほど、ちょっとしたアイデアがよく活きてますね。この先は減らし目から増し目をして、脇下にかけて緩やかなボディシェイプをしていきます。

tosh merino lightは糸の太さがまちまちなのですが、今回のものもかなり太さの差が出ています。ただいつも水通しをすると目も綺麗に揃ってくれるとても素晴らしい糸さんなので、今回編んでいる時もさほど神経質にはならずに編んでます。カラーのfallen cloud、いかがでしょうか?  私はなんだかんだでだんだん好きになってきました^^  でもこの先はまたどうなっていくのかわからないカラーなので、あんまり油断せずに進めてみます。